dhioaches’s blog

元々は、ニュースの解説などを行っていたブログですが、いつの間にか食いしん坊ブログと化してしまっています化してしまっています。コンビニやチェーン店の飲食店など、誰にでも馴染みの深いものを記事にしいますので、ぜひご覧ください。

本当にいいの?ドコモの新料金プランアハモ

急に安くなったドコモの携帯料金

前回の記事でお伝えしたとおり、アハモという新しい料金プランが生まれることにより

かなり携帯代が削減できそうな予感がしているのは確かです。

ただし、NTTドコモという大きな会社が

単純に料金を安くして利益をさげるということをするのでしょうか?

 

そもそも、政府に言われたとはいえ早い対応

こちらも前回の記事でお伝えしたとおり、菅内閣が発足されてから約2ヶ月半ほど。

確かに内閣発足よりも前から自民党は「携帯料金の値下げ」をうたってはいましたが、

本格的に声を大にしだしたのは菅首相内閣総理大臣着任後です。

 

数百円ずつのチマチマした値下げならともかく、

なぜ突然こんなに大きな値下げが実現したのでしょうか?

前回の記事で触れたとおり、

可能性のひとつに「サブブランドとして企画していた説」があります。

そもそも、ドコモには、ソフトバンクのワイモバイルや、auUQモバイルのような

サブブランドが存在しません。

そのサブブランドをひそかに計画していたものの、

今回の菅内閣の「携帯料金の値下げ」という言葉があがったがために

このまま新料金プランとして計画しなおして発表したのではないかという説です。

これは、証拠こそないですが、アハモのホームページを見るとヒントがあります。

わざわざ、ドコモの公式ページではなく、専用のドメインを使用してあります。

このドメインが、料金プランとしてではなく、サブブランドの専用ページとして

用意されていたものなのではないかというものですね。

 

また、さりげなく行っている「インターネットでのみの受付」にも

ヒントがあるような気がします。

 

もし、サブブランドとして準備していたものであるのであれば、

アハモショップなるものを準備していてもいいはずです。

しかし、今回のアハモは「インターネットでのみの受付」

さらには、その他のアフターサービスまでネットでの対応をアピールしています。

これは、都合のいい人には便利なのですが、なぜそんなことをするのでしょうか?

 

アハモユーザーとその他ドコモユーザー

NTTドコモにとって、アハモユーザーとその他のドコモユーザーには、

料金以外に大きな違いが生まれます。

ドコモショップに来るか来ないかです。

 

料金が安い分の当然のサービスの違いといえばそのとおりですが、

これでは、ドコモショップに来るユーザーが一気に減るのではないでしょうか?

基本的には同等に近いサービスで料金が安いなら

アハモへ移行する人は決して少なくないはずです。

個人的には後から予想外なデメリットくらい生まれてきそうな気がしますが、

だとしても、毎月の料金が数千円単位で安くなるのです。

決して悪い話ではありません。

 

NTTドコモからしても、

決して新料金プランは料金が下がった分損というわけではないはずです。

政府の「携帯料金値下げ」という言葉をきっかけに

これから値下げ競争が始まる可能性がありますし、

すでに格安SIMに少しずつユーザーを取れれている分もあります。

つまり、ユーザーを維持さらには増やしていくという意味では

アハモはひとつの武器になるはずです。

 

では、困りそうなのは誰でしょうか?

そうドコモショップです。

ドコモショップといっても、基本的に携帯ショップは代理店です。

NTTドコモの社員が経営しているわけではありません。

つまり、実際はドコモの全体のユーザー数が増えたり減ったりしても

基本的に関係ないはずなのです。

大事なのは自分のお店からどんな契約を取るかです。

ということはアハモが流行れば流行るほど、

ドコモショップの代理店は厳しくなるのではないでしょうか?

 

代理店の収入源って?

私も代理店の経営をしたことはないので細かな数字はわかりませんが、

携帯ショップの代理店がスマホの販売の料金と事務手数料だけで

生計をたてているとは思えません。

電気屋さんのスマホコーナーと比べれば明らかに多い人員に対して

機種変更や新規契約が何件あるか。

その他の事務手数料だって2~3000円です。

それなのに、携帯ショップはがんばってタブレットやインターネットを勧めてきます。

つまり、NTTドコモ側から、新しい契約にたいして何かしらのバックを

もらっているはずなのです。

 

そもそも、アハモのユーザーが増えた場合、ドコモショップにドコモが

今まで以上の予算を割くかという疑問もあります。

 

ドコモの一番の目的はオンライン受付?

ドコモショップが勝手にお客をつかんできてくれればそれも悪くありませんが、

代理店がスタッフに給料を支払っている以上、何かしらの予算が必要になります。

 

そんな中で、携帯業界に限った話ではありませんが、

ドコモでもほとんどの受付がオンラインで可能になってきました。

人(店員)が説明してくれるということ意外に基本的にデメリットがありません。

オンライン受付は間違えなく予算削減に効果的なのです。

 

ドコモが迅速に堂々と新料金プランを発表できたのは

ここなのではないでしょうか?

アハモが増えればドコモショップに予算を割かなくてよくなる。

増えなければ今までどおりの料金をユーザーが払う。

ただ、これからドコモはオンライン受付だけにしますよ。

とすればユーザーが離れていきますが、

アハモという安い料金プランの方はオンライン限定ですよ。

となれば納得もしやすくなります。

 

ただし、そのまま突き進むかどうかはなぞです。

もし、アハモがドコモのサブブランドとしての企画だったとしたら、

アハモショップなるものが必要になる可能性も考えているはずです。

実際にワイモバイルとUQモバイルにはショップがあります。

もし、私の説が本当にドコモの目的だとしたら、

この辺をどうして行くかがNTTドコモにとっての課題なのではないでしょうか